股関節のストレッチといえば、お相撲取りさんの股割りとか、バレリーナがまるでコンパスのように足を前後に180度、開脚するようなものが最も極端な例になるでしょう。
ああいった極端な例は別としても、股関節のストレッチの重要性について、多くの人はあまり気づいていないようです。
柔軟体操によって股関節のストレッチを行なうことで、ある程度までは関節を柔らかくすることができます。
スポーツなどで股関節のストレッチが必要なのは、試合の最中などに、足腰の粘りが出せるようにといった意味と、あとケガを防ぐというような意味合いがあるようです。
また、私たちにとっては、柔軟体操により姿勢が正されることで腰にくびれを復活させたり、筋力をつけることで基礎代謝を上げたりする意味合いが強いですね。
股関節のストレッチを本格的に始めた人は、ほとんどの場合、痛みを伴います。
先天的に体が柔らかい人や、子どもの頃からバレエを習っているなど股関節が柔らかくなる環境が存在した人などを除けば、年齢を経るとともに股関節は硬くなっていきます。
股割りなどのハードなストレッチで知られる力士ですが、相撲部屋に入門したばかりの頃は、ほとんどイジメのような股割り訓練が続きます。
あれほど大きな大人が泣いて嫌がるほどの過酷なものだそうです。
しかし、きちんと知識のある人の管理の元で適切なトレーニングを行なえば、誰でもある程度のレベルまで体を柔らかくすることが可能です。
ただし、素人が見よう見まねでやると、筋を傷めたり、脱臼するなど、けがの元です。
また、痛みの原因として、変形性股関節症などの病気も考えられますので、あまりに痛みがひどい場合は病院を受診しましょう。
股関節のストレッチ方法ですが、一般的には、床に足を投げ出した状態で座り、足を90度以上の角度で開き、上半身を前屈させるというものになります。
誰もがストレッチ運動としてやったことがあるのではないでしょうか。
力士の股割りも、基本的にこれと同じトレーニングですが、パートナーが背中に体重をかけて押してくるのが、負荷としてはかなり厳しいようです。
私たちが股関節ストレッチを行なう場合は、上半身を前屈させる際に背中が丸まってしまいがちですが、このときに背筋をピンと張ることで、より股関節に対して適切な負荷がかかるため、トレーニングとして効率がよくなります。
また、バランスボールなどの器具を使って行なうトレーニングや、開脚ジャンプを交えた運動も効果がありますので、ぜひ試してみてください。